【会員からのお知らせ】

クラウドファンディング
「心の病がある方もない方も共有できる体験を。「春の茶会」継続へ」のお知らせ


2月14日より、クラウドファンディングサイトREADYFORにて、心の病を持つ方と大学生、地域ボランティアが協力し合い「お茶会」を開催するための費用を集めるファンディングをスタートしました。

《詳細はこちら》



東北大学精神看護学分野はこれまでに複数の研究助成を受け、7年前に精神科デイケアへの茶道慰問活動を開始しました。 そして、仙台でこの活動が拡大し、心の病を持つ方と東北大学精神看護学ゼミ生、地域ボランティアが協力し合い、地域に根ざした春の茶会を開催して5年が経ちました。

当初、この活動は心の病を持つ方のQOL向上を目的としてはじめましたが、回を重ねるたびに、これにかかわる大学生や地域ボランティアの方々の心の病を持つ方への理解が促進したばかりでなく、普段の生活では味わえない茶道の体験によって、参加者は所作を学び、書や着物、茶道具に触れることで美的感覚の涵養につながっています。

お茶会では、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つの感覚器が楽しみながら刺激されるため、精神科リハビリテーションに位置づけることができると考えています。

以上をまとめると以下の目的があります。
①心の病への理解促進
②茶道を精神科リハビリテーションに位置付ける試み
③茶道を通した地域ネットワークの構築
④着物着付けなど地域ボランティア活動の発展
⑤日本の総合芸術である茶道の若者への継承と発展

しかし、資金のめどが立っておらず、茶会開催の継続が危ぶまれています。

この度のクラウドファンディングへの挑戦は、3月25日までに50万円を集めることが目標です。
ご支援してくださった方には、証明書の発行やセミナーのご案内をしております。
私たちのプロジェクトを応援していただけないでしょうか。
ご検討くださいますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、この度の新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、「春の茶会」2020年3月中の開催は見送らざるを得ず、ご寄付の方もあと一歩のところで止まってしまっている状況です。
目標が達成できましたら、ご寄付はコロナウィルス終息後の次回以降に大切に使わせていただきますので、何卒ご支援下さいますようよろしくお願い申し上げます。

東北大学大学院医学系研究科
精神看護学分野
教授 吉井初美



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