第1回こころのバリアフリー研究会議事録
日時:平成23年2月17日 15:00-17:00
場所:ベルサーレ八重洲
出席者(順不同、敬称略)
佐藤 光源 | 東北福祉大学大学院 |
秋山 剛 | NTT東日本関東病院 |
井上 新平 | 高知大学 |
下寺 信次 | 高知大学 教育研究部 医療学系 医学部門 |
鈴木 友理子 | 独)国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 成人精神保健研究部 災害等支援研究室長 |
田尾有樹子 | 巣立ちの会 |
千葉 潜 | 青南病院 |
山崎 學 | サンピエール病院 |
今村 弥生 | 都立松沢病院 |
松長 麻美 | 東京大学大学院 |
講演会出席者/非会員
有留 照周 | 櫻井病院 |
内田 直樹 | 福岡大学 |
久我 弘典 | 肥前精神医療センター |
白坂 知彦 | 札幌医科大学神経精神科 |
趙 岳人 | 熊本明生病院 |
1 代表者挨拶
佐藤光源代表より
「前身のアンチスティグマ研究会から、ステップアップした型で立ち上げられました。この研究会は
- 精神疾患の理解の深化のための啓発
- 学校での啓発活動
- 当事者の活動支援
- メディアへの情報の発信
- 当事者の就学就労の支援
- その他、本会の目的を達成するために必要な活動を
行っていくこと、当事者の方の症状をなくすだけの支援ではなく、フルリカバリーを目指した支援の実現を目的とすることについて、挨拶があった。
2 新規加入者について
杉浦寛奈(横浜市立大学) 藤田博一(高知大学) 今村弥生(都立松沢病院) 松長麻美(東京大学) 菅原里江(東北福祉大学)以上5名の新規加入の承認を得た。
3 助成事業報告
以下の助成事業について、報告があった。
- メンタルヘルス・ファーストエイドの開発・普及に関する研究
- リワーク機関における患者・家族の自助グループおよび家族支援プログラムの実施状況調査
- 双極性障害当事者による研究促進、啓発、相互扶助活動
- スピーカーズビューロウと学校教育現場を介した普及啓発活動
- 精神障害者サッカーチームのイタリア遠征
- 東京英語いのちの電話
- 学校メンタルヘルス活動の推進
- 精神障害者に対するスティグマに関する実態調査
- 医学生・研修医のための「こころの診かた」セミナー
- 学校メンタルヘルスリテラシー教育プログラムの普及事業
4 今後の活動計画案、予算案、協賛の依頼について
予算案が提示され、精神病院との協働、画像研究の知見の活用、アンチスティグマ活動に対するネガティブな反応への対応、ホームページの活用など広報の充実、効果の評価について討論があった。
5 サルトリウス先生からのコメント
サルトリウス先生から、「WPAの活動、国際スティグマ会議、INDIGO研究などの国際プロジェクトへの日本の参加」「家族会、患者会、教師などの参画」「若い医師の活用、精神科病院、精神科医へのスティグマの改善への戦略的取り組み」などについて、コメントがあった。
6 その他の議題
「法人化」「カナダで開かれるアンチスティグマ国際会議への参加」などについて、討論が行われた。法人化については、作業を進めることが決定された。