会員からのお知らせ

イタリアから学ぶピアサポートの集い




2019 年 11 月 22 日
報告者 花山千枝

実施日時 2019 年(令和元年)9 月 21 日(土)14:00-16:30
実施場所 太白だんだん(宮城県仙台市太白区)
実施主体 仙台ピアサポートの会(仮)
活動内容 イタリアの前ボローニャ精神保健局長
イヴォンヌ・ドネガーニ氏による講演
講演内容 イタリアの精神保健福祉、文化、社会的協同組合について
会の狙い 保健、医療、福祉、健康増進を図り、まちづくりを推進し、学術、文化、芸術振興、国際協力を進める活動。
スタッフ代表(花山)事務局(佐々木)共催(NPO 法人東京ソテリア)
協力(NPO 法人シャロームの会)(NPO 法人桑の木)
参加者 40 名(メンバーを含む)


活動概要:
  1. ドネガーニ氏による講演では、イタリアの精神保健福祉のシステムは、地域中心であり、精神科病院中心ではないことが語られた。一方日本では、世界的にも精神科の病床数は多く、地域移行が叫ばれて久しいが、その実は長期入院者が溢れている。
  2. ドネガーニ氏は、精神疾患を持つ俳優中心の劇団「アルテ・エ・サルーテ」をまとめている。興行としても成功しており、クオリティの高い作品を多数上演している。仙台市にも「劇団ぴあそら!」があり、小規模ではあるが芸術性高い作品を上演していることがメンバーから報告された。
  3. イタリアボローニャでは、多くの精神保健サービスがある。ピアサポートも行われており、日本より先駆けてサービスを提供している。仙台市のピアサポートについても、メンバーより報告され、仕事としてのピアサポートが持つジレンマなどの課題が語られた。
  4. 質疑応答では、イタリアで精神科病院を無くし、地域で暮らしていくことへの精神保健福祉がどういったきっかけを持って方向転換していったのか、あるいは、イタリア全土にその考えは広まっているのか、などの疑問が投げかけられた。
  5. 会は、ピアサポーター中心に執り行われ、精神疾患を持つ者のリカバリーに寄与していたことが伺われた。



(クリックで拡大)





トップページに戻る