第2回こころのバリアフリー研究会議事録

開催日時 2011年11月27日 14時縲・6時
場所 NTT関東病院 本館3階特別会議室
出席者(順不同、敬称略) 佐藤光源、秋山剛、高橋清久、中根允文、山崎學、千葉潜、河﨑建人、田尾有樹子、竹島正、井上新平、下寺信次、藤田博一、今村弥生、松長麻美

議事

1 代表者挨拶

佐藤光源代表委員より出席者へ、以下の挨拶があった。「こころのバリアフリー研究会は、アンチスティグマ研究会を前身とし、精神障がいに関する正しい知識の普及啓発を主な目的として、当事者の方々の社会参加、自立のための支援助成を行うことを目的としています。今後の発展に向けて、皆さんの知恵を集めて企画立案を進めていきたいです。」

2 新会員加入の承認

クボタクリニック 窪田彰先生の加入が承認された。

3 前年度事業の報告

詳細内容の確認後、報告が承認された。

4 前年度会計報告

10事業に、計4,300,000万円の助成を行った。各事業への助成額に関連して協賛金のリストの提示があった。詳細内容の確認後、報告が承認された。

5 今年度の活動計画案

ガイドラインプロジェクトに関して、対象となる患者群に関しての質疑があった。統合失調症の方のみを対象とするのか、広く臨床の現場で問題となっている認知症、精神遅滞の方も対象となるか、議論がなされたが、本プロジェクトでは、広く実際の現場で問題となる疾患を含むものを目指す方針を検討することが決定された。

6 予算書案

会計年と実際に始動する時期のギャップ、事業の申請時期のばらつきについて、複数の委員から指摘がなされた。本年度に関しては、大震災による混乱が事務運営に影響していたこともあるが、公益財団法人化をめざすために、今後整備を検討することが決定された。

7 助成事業、助成金の決定

助成金基本額について、50万円を支給最高額とすることについて、おおまかな合意が得られたが、助成の金額を明確にする必要性が指摘された。

8 監事選出について

佐藤代表委員からの推薦を頂くことが決定された。

9 公益法人格申請に関して

定款素案が提示される。公益法人化に当たり、先の議題にも議論があった評議委員、幹事の選出や予算運用の点など、改変が必要な面が多くある。しかし今後は、公益法人格がなければ、寄付をうけにくい状況となる可能性があるため、法人化の方向性は維持していく。委員からの発言で、現在の我が国の精神医学関連組織には、学会はじめ多くの団体があって、各々の見解を主張している状態で、かつ会によって意見が異なっているのが問題となっている。本会の方向性として、精神医学の潮流と共通の目標を持ち、他機関と、たとえば啓発資材開発を恊働で行うといった活動が、ふさわしく、また一般社会からも望まれているのではないか?という意見が出された。

10 その他の議題

①今回の助成金の公募への応募は7件。今後はさらに多くの申請が望まれる。委員からの推薦、本会の助成金についての周知が促される。

②2013年世界精神医学会アンチスティグマ分科会大会をこころのバリアフリー研究会が主催して開催することが承認された。 運営会社との事前準備は秋山事務局長が担当すること、同時通訳の導入に ついても検討することが決定された。


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